ブリヂストンの技術が採用 VW「ID3」装着タイヤに 

2020年07月13日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは7月9日、同社が開発した環境性能と運動性能を両立するタイヤ技術「エンライトン」が、フォルクスワーゲンの新しい電気自動車「ID3」のタイヤに採用されると発表した。エンライトンは、タイヤ重量を大幅に軽量化し、省資源化やタイヤの転がり抵抗を大幅に低減する事で、環境負荷を低減すると共にハンドリングなどの運動性能との両立を可能にするタイヤ技術。

 具体的には、3次元形状革新サイプと新形状のパターン、接地形状最適化により、運動性能や摩耗性能を維持しながら約30%転がり抵抗を低減し、ガソリン車の走行時にCO2排出量低減を可能にする。また、電気自動車の場合はバッテリー寿命を大幅に延ばし、ドライバーが一度の充電で走ることができる航続距離の延長に貢献する。さらに、従来品対比約20%の軽量化により、タイヤ1本あたりの生産に必要な原材料を約2kg削減する環境負荷低減効果も期待できる。

 今回のタイヤ開発においては、この技術と新しいコンパウンドの配合技術を最適に組み合わせることで、グリップの維持と摩耗性能の向上に成功している。これにより、大幅な転がり抵抗の低減に加え、ウエットおよびドライ路面での運動性能やブレーキ性能、長く使うための耐久性能全てにおいてフォルクスワーゲンの高い要求レベルを達成している。

 エンライトンは、進化するモビリティ社会へ貢献し、顧客への価値向上を可能にする、同社の持続可能な事業戦略を支える基盤技術の一つ。同社は、今後もイノベーションと先進技術、画期的なソリューションを通じて事業と環境保全を両立しながら顧客価値を提供し、人々がより快適に移動し、生活し、働きそして楽しむことに貢献していくとしている。

エンライトン採用タイヤを装着したID3

エンライトン採用タイヤを装着したID3