ゴムシート特集 マクセルクレハ 極薄シートの新製品2品を公開 シート製品の横展開をさらに加速

2020年04月13日

ゴムタイムス社

 マクセルクレハ(大阪市中央区、海﨑一洋社長)のゴムシート事業の現況(19年4~20年2月)は前年同期を下回る水準で推移している。シートの需要動向は「19年度下期は物件を獲得できたこともあり、上期に比べて上向いてきたところに、新型コロナウイルスの影響で、事業環境は不透明となっている」(同社)と捉えている。

 製品別では、汎用シートの販売環境は厳しいものの、「一部の材質は健闘している」(同社)とのことだ。

 一方、極薄シートを中心とする高機能シートは安定した受注を獲得できている。ただ、期待していた新規案件の立ち上げに遅れがみられ、好調だった数年前の水準と比べると伸びは鈍化している。

 高機能シートでは、今年2月に極薄シートの新製品2品を同社HPで公開。2品ともこれまで特定ユーザー向けに開発を進めていたが、「HP公開を機に様々なユーザーから情報を拾い、多方面で採用に弾みをつける」(同社)考えだ。

 一つ目の「フレキシブル印刷用EPDMシート(開発中)」は、スマートウエアや車載センサーなどの用途で求められる、フレキシブルで「薄く」「伸び」「曲がる」シート。シート両面にPETセパレータが付いており、取り扱いしやすく、加工寸法性にも優

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