滑り止め技術が採用20周年 東和コーポの手袋加工

2019年07月26日

ゴムタイムス社

 東和コーポレーションは7月24日、特殊スベリ止め加工技術「マイクロフィニッシュ」を施した作業用手袋を発売開始して今年8月で20周年を迎えると発表した。

 最初にマイクロフィニッシュを採用した作業用手袋は、現在も同社の主力商品のひとつである「ニュートワロン」だった。濡れても滑りにくい特殊スベリ止め機能であるマイクロフィニッシュ加工を施した手袋は、建設、土木、農業、園芸、倉庫、運搬、漁業、林業など、業種を問わないさまざまな産業現場で人気を呼び、今日までに「アクティブグリップ」「ウィズガーデンシリーズ」をはじめ、多くの商品に採用され、現在も同社を代表する加工技術として採用されている。このマイクロフィニッシュ加工を施したシリーズは、1999年のニュートワロン発売開始以来、累計販売数で1億4000万双を突破している。

 特殊スベリ止め加工技術であるマイクロフィニッシュは、手袋のゴムをコーティングした表面部分にビロードタッチ状の細やかなへこみを施している。この細やかなへこみがタコの吸盤のような働きをすることで、取り扱う物にソフトに接地し、ガサガサ感がない。さらに、接地面積が広くなることから、濡れても滑りにくく、縦横無尽なグリップ力を生み出す。柔らかく使い心地もソフトで、作業性の高さが特徴となっている。独自の特殊4層構造の採用により、コーティングや手袋に浸透した水や油が素手に付くことなく快適に作業できる。

 同社のマイクロフィニッシュ採用商品は、その作業性の高さから日本のみならず世界各国で使用されている。

 同社は、マイクロフィニッシュ技術採用商品販売開始20周年を機に、これからも新たな商品作りを行っていくとしている。

 

作業用手袋ニュートワロン

作業用手袋ニュートワロン

作業用手袋アクティブグリップ

作業用手袋アクティブグリップ

マイクロフィニッシュ加工

マイクロフィニッシュ加工

独自の特殊4層構造

独自の特殊4層構造

 

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