各事業とも減収減益 アキレスの19年3月期

2019年05月17日

ゴムタイムス社

 アキレスの2019年3月期連結決算は、売上高が857億500万円で前期比2・5%減、営業利益は14億200万円で同40・2%減、経常利益は20億400万円で同27・6%減、当期純利益は3億3800万円で同85・2%減となった。

 シューズ事業は、売上高は139億9400万円で同11・1%減、セグメント損失(営業損失)は9億5600万円(前期は7億7000万円のセグメント損失)となった。

 ジュニアスポーツシューズでは、新ブランドの「ニコ☆プチスクール」などを投入し、市場で好評を得たが、子供靴市場の競争激化によりシューズ事業全体では減収となった。

 プラスチック事業は、売上高は410億500万円で同0・8%減、セグメント利益(営業利益)は30億900万円で同16・5%減となった。

 車輌内装用資材は、自動車市場の減速により中国・北米向けが伸び悩み、国内向けも自然災害による自動車メーカーの減産の影響を受け減収だった。

 フイルムの国内事業は、工業用と産業用が苦戦し減収。輸出は窓用や産業用、北米向けの医療用新規アイテムが好調に推移して増収となった。

 産業資材事業の売上高は307億400万円で同0・5%減、セグメント利益(営業利益)は18億6200万円で同9・9%減となった。

 2020年3月期の連結業績予想は、売上高は870億円で同1・5%増、営業利益は23億円で同64・0%増、経常利益は27億円で同34・7%減、当期純利益は23億円で同580・2%増を見込んでいる。

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