働き方改革も争点に ゴム連合の春とり方針で 

2019年01月31日

ゴムタイムス社

 ゴム連合(石塚宏幸中央執行委員長)はこのほど、1月21~22日開催の中央委員会で決定した「2019春季生活改善のとりくみ方針」の内容を明らかにした。

 石塚委員長は「今年の春とりは賃金・一時金はもちろん、ワーク・ライフ・バランス実現や非正規労働者の労働条件改善への対応など昨年6月施行の働き方改革関連法への対応も重要になる」との認識を示した。

 ゴム連合の2019春のとりくみの基本方針は、「賃金」「一時金」「ワーク・ライフ・バランスの実現」「非正規労働者の労働条件改善」「法令遵守へのとりくみ」の5項目について、各単組が重点的にとりくむことが確認されている。

 賃金は、各単組が目指すべき賃金水準を設定した上で、賃金の底上げ及び賃金課題にとりくむとした。目指すべき賃金水準は、ゴム連合が独自に示した3つの水準(目標・到達・最低)などを基に各単組が設定するが、「各単組が主体的に賃金を底上げするようなとりくみになるものと期待している」(石塚委員長)と述べた。

 また、賃金のベースアップ(ベア)に関しては、産別として統一要求の形は取らないが、連合本部では産業全体の底上げ・底支え、格差是正に寄与する目的から、所定内賃金の2%程度、定昇・賃金カーブ維持分(2%)を含めた

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