住友ゴム新社長に山本常務 池田社長は会長に就任

2018年12月28日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は12月27日、山本悟常務執行役員が3月26日付で社長に就任する役員人事を内定したと発表した。池田育嗣社長は、代表取締役会長に就任する。

 山本新社長は、82年に入社して以降、タイヤ営業本部販売部長、ダンロップファルケン九州社長、ダンロップタイヤ営業本部長を経験した営業畑出身。15年から取締役常務執行役員、16年からはアジア・大洋州本部長を務めている。アジア・大洋州での販売基盤の構築などの実績が評価されると共に、営業販売での実績、社内での厚い人望、困難な課題を解決する潜在能力の高さを評価され選出された。

 会見で山本新社長は「販売、製造を強化し、各拠点で安定した利益基盤を構築していきたい。ダンロップ、ファルケンのブランド価値向上を目指しながら、グローバルでの成長を確かなものにする事が使命になる」と話し、「まずは市場の変化にアンテナを張り、各自が考え、行動を起こし、住友ゴム工業の総力をかけて、果敢に挑戦していく、そのリード役を担っていきたい」と抱負を語った。

 池田社長は社長交代の理由について「社長一人だけで、住友ゴム工業の経営を担う事は業務が多く難しくなってきた。各種団体の仕事など対外的な業務は、会長職として補佐することが必要だと感じた」などと説明した。

 山本新社長については「何か起こった時に自分の事として対応する潜

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