信越化学の18年3月期 全事業で増収増益 塩ビ・化成品が伸長

2018年05月01日

ゴムタイムス社

 信越化学工業の2018年3月期連結決算は、売上高が1兆4414億3200万円で前期比16・5%増、営業利益は3368億2200万円で同41・2%増、経常利益は3403億800万円で同40・5%増、純利益は2662億3500万円で同51・3%増となった。

 塩ビ・化成品事業では、売上高が5013億4600円で同21・8%増、営業利益が932億3600万円で同75・3%増だった。塩ビ・化成品は、米国のシンテック社がフル操業を継続する一方、塩化ビニルに加えてか性ソーダも需給関係の改善が進み、業績を大きく伸長させた他、日本と欧州の拠点でも同様に業績を上げた。

 シリコーン事業は売上高が2062億6800万円で同15・1%増、営業利益は519億5400万円で同22・1%増となった。同事業は、全分野・用途で需要が伸び、機能製品に加え、汎用製品も全世界で拡販した結果、業績が伸長した。

 機能性化学品事業は売上高が1171億9700万円で同8・5%増、営業利益が257億2900万円で同15・7%増。セルロース誘導体は、医薬用製品、建材用製品および塗料用製品が底堅く推移し、フェロモン製品やポバール製品なども総じて堅調だった。

 半導体シリコン事業は売上高が3083億9000万円で同22・1%増、営業利益は929億6300万円で同66・0%増だった。

 同事業は、旺盛な半導体デバイス需要にけん引され、300mmをはじめとする全ての口径のウエハーで高水準な需要に対応するとともに、製品価格の修正を行ったことで、業績を大きく伸長させた。

 電子・機能材料事業は売上高が2074億5400万円で同10・4%増、営業利益が616億3100万円で同11・6%増となった。

 希土類磁石は、ハイブリッド車をはじめとする自動車向けや産業機器向けが好調な出荷を継続し、売上げを伸ばした。フォトレジスト製品は、KrFレジスト、ArFレジスト及び多層レジスト材料のいずれも堅調に推移し、また、マスクブランクスも伸張した。光ファイバー用プリフォームは、世界的な需要増を取り込むとともに、中国での新しい合弁会社の生産も期の後半から寄与し、販売を伸ばした。LED用パッケージ材料も堅調な出荷となった。

 加工・商事・技術サービス事業は、売上高が1007億7500万円で同2・9%増、営業利益が114億8200万円で同19・8%増。信越ポリマー社の自動車用入力デバイスや半導体ウエハー関連容器が好調に推移した。

 19年3月期の連結業績予想は、変動する可能性がある外部要因を考慮し、現時点で今後1年間の業績予想を合理的に行うことは困難であるため、未定としている。

 

 

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