東部ゴム商組 ベルトホース商工懇談会開催 

2018年03月23日

ゴムタイムス社

 東部ゴム商組のべルトホース部会は3月22日、東京都中央区の銀座フェニックスプラザでべルトホース商工懇談会を開催し、第4回ベルトホース流通動態調査、商業界の市況報告、さらにベルト・ホースの各工業会が生産・出荷状況などの報告を行った。
 
 懇談会には同部会の会員企業、主要ホース、ベルトメーカー計15社の代表のほか、関連団体の代表ら総勢58人が参加した。

 まず主催者を代表して、東部ゴム商組の山上茂久理事長があいさつに立ち「今回発表する『ベルトホース流通動態調査』は、1982年から流通動態調査としてベルトとホースを隔年で発表してきたものを、ベルトとホース部会が一緒になったことで、2015年からベルトホースの合同調査として発表している。長く続く歴史ある調査なので、過去から現在に至るまで様々な傾向が分かる資料となっている。商業者やメーカー様の今後の営業戦略や経営戦略に役立ててほしい」と資料の活用に期待した。

あいさつする山上理事長

 また、組合については今年で公的団体に認可されて40周年を迎えた。来年2月1日には40周年の記念式典を帝国ホテルで開催する。賛助会員であるメーカの皆様も多く参加していただきたい」と述べあいさつを終えた。

 続いてメーカー側を代表して、フォルボ・ジークリング・ジャパンの佐藤守社長が最近の景況感について触れ、「弊社が手掛けている樹脂搬送ベルト市場は昨年7%増と成長が続いている。また、マクロの数値でも昨年のGDP(実質)は1・7%、消費者物価指数もプラスが続いている」と好調な経済環境を紹介。「ただ、東京五輪終了後は景気動向が変わる可能性もある。我々も今のうちからユーザーが求める製品を開発する必要がある。そのためには商工一体で業界を盛り上げることが大切だ」と気を引き締めていた。

メーカーを代表してあいさつしたフォルボ・ジークリング・ジャパン佐藤社長

 懇談会では、まず組合側が第4回ベルト・ホース流通動態調査について、山田徹副部会長が売り上げと市場価格、需要の将来性(3年後の需要予測)、在庫状況、販売上の問題点など13の設問内容と結果を説明した。

 17年の年間売上高の設問では、全品目(12品目)で前年比「95~105%」の回答が最多を占めた。また、「105%~」「110%以上」の上位2回答が多かったのは、高圧ゴムホース(53%)、伝動プーリ(41%)、搬送樹脂、樹脂ホース(40%)などが高水準

 

 

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