早川ゴム 本社・箕島工場の第2成型工場が竣工へ

2017年11月24日

ゴムタイムス社

 早川ゴムは11月14日、100周年記念事業の一環として、福山市箕島町の本社・箕島工場敷地内に建設を進めてきた「第2成型工場」が12月1日に竣工すると発表した。

 同社は再来年3月に創立100周年を迎える。この記念すべき年をひとつの節目として、生産体制強化と集約のため箕島工場内の設備を再配置し、松浜工場(同市松浜町)の一部生産機能を移設して、より効率的な生産を実現する。

 第2成型工場は来年4月に稼働を開始する予定だ。既存設備の更新と新規設備の導入も積極的に行う計画で、多様化するニーズや少量多品種生産へ対応する。新規事業や新市場への参入を視野に入れた製品開発を推進し、3年後には20億円規模の生産が可能となる。松浜工場は移設後も一部生産設備の稼働を続ける方針だ。

 新工場の稼働とともに、再来年1月に新基幹システムの移行導入を予定。業務オペレーションとシステムの標準化により、現場の業務負荷の軽減を図る。受注・生産・出荷・調達・在庫管理の業務効率化と「見える化」や信頼性の高いトレーサビリティ管理を実現していく。

 同社は「温故挑戦」をキーワードに次の100年に向けた事業に取り組んでおり、新工場建設と基幹システム刷新により、事業拡大に対して柔軟な対応を行い、新たなビジネス機会創出につなげる計画だ。

 第2成型工場は建築面積が3136・34㎡。建物構造はS造2階建。建設総工費は5億円。

第2成型工場

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