ニッタ 自動工具交換装置で新製品

2017年11月15日

ゴムタイムス社

 ニッタは11月15日、自動工具交換装置「オメガ・タイプS―C」の販売を12月から開始すると発表した。

 同製品は5~10kg可搬対応。製品質量でクラス最軽量とクラス最大の許容モーメントを実現しており、さまざまなツールを利用する際の設計自由度を高めている。また、小型・軽量でも高負荷耐力で安全性・耐久性を継承、大口径シリンダ・カムロック方式による安全性・耐久性を小型・軽量でも実現した。

 防塵・防水対応で、保護等級IP67に対応し、粉じんやクーラントなどに強い構造で幅広い用途に対応。また、非接触通信モジュールを標準搭載して電気接続箇所でのメンテナンスフリーを実現するとともに、エアポートにチェック機能を搭載し、着脱時にエアの供給切り替えの設定を不要とした。

 さらに、各社のロボットに対応するための取付用変換プレートを用意。各種用途に応じたインターフェース、推奨継手なども用意している。

 なお、同社は9日に、安川電機製のロボットに最適化を図った自動工具交換装置「オメガ・タイプS―OY」を12月に発売することを発表している。

 ロボットによる自動化は、産業分野を問わず用途が広がってきている。同社は、ロボット利用の多様化に応えるために自動工具交換装置の製品を提供し、現在、世界28ヵ国で累計出荷台数20万台超の利用をされている。

 近年、労働人口の減少や職人のノウハウの自動化による伝承などで、従来ロボットの導入が少なかった産業でもロボットの利用が増加し、その用途が多岐に渡っている。こうしたニーズの変化に対応するため、ツールの設計自由度を高めるための軽量化と環境対応力、メンテナンスフリーを兼ね備えたオメガ・タイプS―Cを開発した。

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