【CMB特集】ゼオンポリミクス 自動車向け輸出が堅調推移

2017年04月24日

ゴムタイムス社

 ゼオンポリミクス(ZPI)の2016年下半期(10~3月)の生産量は、横ばいだった上半期に対し、予算比で約10%増となる見込みだ。

 好調の要因について、昨年の10~12月に自動車関連が大きく伸びたことを挙げ、自動車生産台数の増加に付随して、輸出向けの需要が拡大したという。生産量の半分強を自動車関連が占めており、ロールなどの工業用向けの需要は微減した。

 足元の動向では、1~3月は若干落ち着きを見せたが、下半期の伸びが牽引する形で通期でも前年度比で5~6%程度の増加が見込まれる計画だ。

 日本ゼオンはCMBの海外拠点としてタイに「ゼオン・アドバンスド・ポリミクス(ZAP)」、中国に「瑞翁化工広州(ZPG)」と「瑞翁化工上海(SZ)」を展開しており、特にZAPは生産量・売上ともに堅調に推移した。ZAPでは、人材の育成も順調に進んでおり「現地のスタッフも着実に育ってきており、生産性が高まってきた」(佐屋利明社長)という。

 同社では、毎年6月と11月に、Z

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