自動車用ゴム事業の4~9月期 売上不振も利益は伸長

2016年12月05日

ゴムタイムス社

 自動車用ゴム部品メーカー5社の4~9月のセグメント別売上高は、NOKが微増となったものの、他の4社はマイナスとなった。

 国内の自動車販売は依然として軽自動車税増税の影響で軽自動車を中心に低調だった。海外市場は好調だったため、販売を伸ばした企業が多かったものの、円高が響き売上は伸び悩んだ。

 セグメント利益については、グローバルでの償却増などによりフコクが減益になった以外は増益となった。増販効果や構造改革、コスト低減活動などにより、西川ゴムが6割増となったほか、NOKと住友理工も2桁増と好調だった。

 ◆豊田合成
 豊田合成の自動車部品事業の売上高は、前年同期比4・1%減の3517億円。主に為替の影響などにより減収となった。

 セグメント利益は同7・1%増の200億円。増販効果や欧州における立ち上げ費用の減少に加え、合理化にグループを挙げて取り組んだことにより増益となった。

 ◆NOK
 NOKの自動車用を含むシール事業の

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