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コンチネンタルが研究所 タンポポゴム量産目指す

2019年01月22日

ゴムタイムス社

 コンチネンタルタイヤ・ジャパンは1月22日、コンチネンタルが2018年12月6日にタンポポゴムの研究所「タラクサガム・ラボ・アンクラム」を、ドイツ・メクレンブルク=フォアポンメルン州のアンクラムに開設したと発表した。

 2017年11月に行われた同施設の起工式から1年で、3万平方メートルの面積を有する研究所が完成し、研究開発を開始する。

 同研究所は、天然ゴムの原材料である熱帯地域原産のゴムノキの代替原料として、ロシアタンポポの栽培や抽出プロセスの研究開発が行われる拠点となる。そして今後の天然ゴムの需要増加を想定し、ロシアタンポポを原材料とした天然ゴムの量産の実現を10年以内に目指す。

 中期的には、農業科学や化学、生産や工程技術を専門とする約20名の社員が、同研究所でロシアタンポポの栽培だけでなく、加工に使用する機械の開発や、設置、運用の研究を行っていく。

 メクレンブルク=フォアポンメルン州の経済省は、地元での質の高い雇用創出のため、未来を見据えた今回のプロジェクトに1160万ユーロの支援を行っている。この研究所の開設は、同地域の農業関係者と耕作地に新たな雇用やビジネスの機会をもたらす。

 同社は2016年8月に今回の研究所の計画を発表し、2017年11月にアンクラムで着工した。同社は2011年以降、ミュンスターのフラウンホーファー研究機構、クウェドリンブルクのユリウスクーン研究所、パークシュテッテンの植物育種業者であるESKUSA等、様々な研究プロジェクトで協力してきたパートナーと連携し、ドイツ連邦教育研究省やドイツ連邦食料・農業省の支援の下、天然ゴムの原材料を熱帯地域の植物にとって代わる、穏やかな気候の中で栽培できる植物に置き換えるための研究に取り組んできた。2014年には、100%タンポポゴム由来のトレッドを採用した冬用プレミアムタイヤの最初のサンプルが完成し、路面テストを実施。その後2016年のIAAでは、タンポポゴムから作られたトレッドを使った初のトラック用タイヤを発表している。

 開所式には、メクレンブルク=フォアポンメルン州の経済大臣であるハリー・グラーヴェ氏、アンクラム市長のミヒャエル・ガランダー氏、現場マネジャーであるDr.カーストン・ヴェンツも出席し、参列したプロジェクトパートナー、ジャーナリスト、農業関係者、近隣住民、アンクラム市民へ向けて挨拶をした。

開所式の様子

開所式の様子

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