メキシコでの現法設立相次ぐ

2014年11月03日

ゴムタイムス社

 宇部興産、東京材料が販売拠点

 原材料をタイムリーに供給
 自動車部品の現地生産化で

 北米を中心とした米州地域での自動車販売増加を受け、自動車メーカーの新規参入や日系メーカーの増産が相次ぐメキシコでは、自動車部品産業も大きく裾野を広げつつあり、自動車ゴム部品メーカーに原料・資材を供給する原料商社のメキシコでの現地法人設立が相次いでいる。宇部興産がメキシコにおけるグループ製品の販売・市場開拓の拠点として、現地法人設立を決定したほか、ケミカル専門商社の東京材料もメキシコに現地法人を設立する。

  宇部興産は10月29日、メキシコにおけるグループ製品の販売・市場開拓の拠点として、現地法人設立の決定を発表した。社名は「ウベ・メキシコ」(資本金20万㌦相当)とし、スペインの子会社とアメリカの子会社が共同出資し、15年1月から営業を開始する予定。

 今回の現地法人設立により、同社の主力事業であるナイロン樹脂やファインケミカル製品の拡販を行うとともに、グループ内の他事業における販売・資材調達も行うことで、成長するメキシコ市場の取り込みを図る。海外法人設立は、10年7月のブラジルに続き2件目。メキシコにおいては、14年2月に機械事業の現地法人を設立しており、グループでのメキシコ進出は2件目となる。

 ケミカル専門商社の東京材料も13番目の海外拠点としてメキシコに現地法人「東京材料メキシコ」を設立し、2015年4月をめどに合成ゴム・合成樹脂・カーボンブラック、副資材等の販売を行うと10月29日発表した。

 新会社はメキシコ合衆国ケレタロ州ケレタロ市に設立され、資本金は350万メキシカン・ペソ(東京材料99%、米国子会社TZUSA1%)。

 自動車メーカーの新規参入や増産が相次ぐメキシコでは、自動車部品産業の現地生産化が加速することが見込まれている。これまで同社では、米国子会社が北米市場の一部として、メキシコ市場開拓に取り組んできたが、メキシコでの需要増大に対応、現地拠点の設置

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