上場24社の第3四半期 6割が増収増益に

2014年03月03日

ゴムタイムス社

 主要上場ゴム企業の2014年3月期第3四半期決算が出揃った。国内景気の緩やかな回復や消費税増税前の駆け込み需要、海外市場の好調さ、円安などによって、合成ゴム2社(JSR・日本ゼオン)を含む24社の業績は全体として回復基調にあり、同一社対比での24社合計では、前年同期に比べ増収増益となっている。

 24社合計の連結売上高(日東化工は非連結)は 2兆3150億6800万円で前年同期比14・2%増、営業利益は1466億7700万円で同16・9%増、経常利益は1737億4200万円で同23・1%増、当期純利益は1123億2100万円で同26・4%増と、いずれも2ケタの伸びとなった。

 個別業績を見ると「増収増益」企業が15社(63%)、「増収減益」企業は8社(33%)、「減収減益」企業が1社(4%)となり、増収企業は23社(96%)、増益企業は15社(63%)だった。ただし、増収減益企業のうち、営業・経常利益ともに減益となった企業は3社に過ぎず、残りの5

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