やさしいタイヤ材料のはなし その⑥

2014年01月24日

ゴムタイムス社

タイヤコード②

 有機繊維に続き鋼線のタイヤコード即ち、スチールコードが登場しました。スチールコードは、有機繊維と比較して、強度及び弾性率が数倍から十数倍高いばかりでなく、有機繊維と異なり軸方向への引張だけでなく、圧縮に対しても剛性及び強度を有しています。このことは、針金及び有機繊維を両手で持ち、引張ったり、押したりした時のことを想像していただければお分かりいただけると思います。乗車用ではベルト用として、又トラック・バス用など大型タイヤ用ではベルト用だけでなくプライ用としても、スチールコードが大量に使用されるようになったのはこのような理由に依ります。日本自動車タイヤ協会(JATMA)によれば、2012年に、タイヤコードとして使用された原材料の比率は、重量ベースで概ねスチールが77%、ポリエステルが15%、ナイロンが7%となっていて、スチールコードの比率が高くなっています。

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