SPE日本支部が創立70周年 記念講演・式典を開催

2026年10月20日

ゴムタイムス社

 SPE(Society of Plastics Engineers)日本支部は10月6日、東京・品川のきゅりあん(品川区立総合区民会館)で創立70周年記念行事を開催した。記念講演会、記念式典、記念パーティーの3部構成で実施し、今後の産業界と学術界の連携や技術革新に向けた展望を共有した。
 冒頭、主催者を代表して齊藤卓志支部長(東京科学大学)があいさつし、「1956年に、米国コネチカット州に本部を置くSPEの日本支部として大阪で発足した。本年、創立70周年という大きな節目を迎えた。プラスチック材料や成形加工、評価・解析など幅広い分野を対象に、産業界と学術界をつなぐ活動を継続してきた」と紹介した。
 また、齊藤支部長は70年にわたる活動を支えてきた歴代の関係者や会員、企業・団体に謝意を示すとともに、資源循環や環境負荷低減、カーボンニュートラルへの対応など、プラスチック産業を取り巻く課題にも言及し、「これまで培ってきた技術や知見、人のつながりを大切にしながら、新たな技術や考え方を積極的に取り入れ、産業界と学術界を繋ぐ場として支部活動をさらに発展させていく」ことを強調した。
 記念講演会では、3人の講師がそれぞれの専門的な立場から講演した。桐蔭横浜大学特任教授、早稲田大学特命教授の宮坂力氏は「ペロブスカイト太陽電池の界面構造を改良する有機材料と産業化開発の動向」をテーマに取り上げ、次世代太陽電池の性能向上に関わる材料技術と産業化に向けた動向について解説した。
 続いて、京都大学国際高等教育院長・副学長の大嶋正裕氏が「わたしとSociety of Plastics Engineers―Plastics Engineerって何」と題して講演。プラスチック技術者に求められる役割など紹介した。また、元三菱電機先端技術総合研究所の馬場文明氏は「シニアエンジニアから見たプラスチック成形現場の課題」をテーマに、現場の経験に基づく課題や技術者への提言を示した。
 記念式典では、齊藤支部長のあいさつに続き、来賓祝辞や永年勤続表彰、支部活動報告などが行われた。

斎藤支部長

記念講演のようす

全文:約887文字

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