取材メモ 工場作業者の女子化を推進

2010年09月28日

ゴムタイムス社

住友ゴム工業は、タイ工場において同社独自のタイヤ新工法「太陽」を海外のタイヤ工場で初めて導入、生産開始から4年が経過したが「太陽」の優れた生産方式を残しつつ、タイの国情、労働事情に合わせた形で改善を図り、生産販売を行い、順調に軌道に乗せ、成功させている。 具体的には、白河では徹底した合理化・省人化が図られているが、タイ工場では人が行える工程は極力、人を採用した上で高品質な乗用車用タイヤを生産して いる。また、各生産工程において労力の軽減化を進め、非力な女性でも作業を安全に行えるよう、重量に関する点で徹底した作業の軽減化を実現している点も見 逃せない。 同社のタイ工場は今後も増産を行い、乗用車用タイヤの生産・輸出の中核工場となる。 新工法「太陽」は、タイヤの部材工程から検査工程までをコンパクトに一体化させ、自動化した生産方式。タイヤの精度・性能の向上に寄与するとともに、従来設備に比べて面積比で約30%のコンパクト化を実現、投資効率の向上も可能にする。

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