帝人は8月19日、CARーT細胞療法の基盤技術開発に携わり、細胞治療分野の世界的な第一人者として知られるシンガポール国立大学 ヨン・ルーリン医学部小児科のダリオ・カンパーナ教授(Prof. Dario Campana)と技術アドバイザリー契約を締結したことを発表した。
本契約を通じて、同社グループで再生医療CDMO事業を展開する帝人リジェネットは、CARーT細胞をはじめとする細胞・遺伝子治療分野における製造・開発に関するグローバルな知見および技術力のさらなる強化を図る。
また、同教授の細胞治療の研究開発および実用化に関する豊富な経験と先進的な技術知見を活用し、製造プロセスの最適化や品質向上を推進するとともに、新たな技術開発を加速することで、再生医療CDMO事業の競争力向上を目指す。
CARーT細胞療法は、患者ごとに製造を行う高度に個別化された治療法であり、研究開発段階で確立された製造方法を商業生産へ移行する過程において、細胞の増殖性や品質の再現性などの課題が生じることがある。そのため、製造プロセスの設計・最適化や品質管理に関する高度な専門知識が求められている。
帝人リジェネットは、再生医療CDMOとして、細胞治療製品のプロセス開発から治験薬製造、商業生産を見据えた製造体制の構築まで一貫したサービスを提供している。近年、CARーT細胞療法をはじめとする細胞治療分野への期待が高まる中、より高品質かつ安定的な製造サービスの提供に向けて、製造プロセスの最適化や品質管理体制のさらなる強化に取り組んでいる。
こうした中、帝人リジェネットは、CARーT細胞療法分野の研究における世界的権威であるダリオ・カンパーナ教授から技術的な助言を受けることにより、顧客の開発品の円滑な製造移管や製品品質のさらなる向上に貢献できる体制の強化を目的として、本契約を締結した。

