カネカの27年3月期第1四半期決算は、売上高が2230億2500万円で前年同期比12・3%増、営業利益が149億4400万円で同83・1%増、経常利益が137億5000万円で同127・7%増、当期純利益が89億4100万円で同109・8%増となった。
マテリアルソリューションユニットの売上高は944億4400万円で同14・7%増、営業利益は108億5800万円で同73・3%増となった。Vinylsは増収増益。安定供給に徹底して取り組み、製品価格に反映できた。MODは、全拠点で販売が堅調に推移した。差別化製品を求める声に応え、安定供給を実現。価格改定に繋がり、増収増益となった。
MSは増収増益。他材料からの置換が進み、販売が増加した。ユニークな機能特性を持つ製品の安定供給を最優先し、原料高騰に対する価格改定に取り組んだ。
Green Planetは、人工芝への採用など新しい用途が広がり、着実に社会実装が進んでいる。今後も世界のブランドホルダーとの協業により、カトラリー・包装材などが国内外で採用増加する見通し。
クオリティーオブライフソリューションユニットの売上高は538億4900万円で同11・1%増、営業利益は70億600万円で同34・5%増となった。Foamは、市場供給がタイトとなるなかで安定供給を実現し、農水産・建築分野で販売が増加した。コストダウンにも努め、安定供給を継続できたことが価格改定に繋がり、スプレッドが改善した。
E&Iは。大型液晶TV向けの光学用フィルムが好調な販売となった。ポリイミドフィルムがスマートフォン市場の生産調整の影響を受けて伸び悩んたが、全体で増収増益となった。
PVは、国内戸建て住宅向け高効率太陽電池の販売が堅調。タンデム型ペロブスカイト太陽電池の量産技術の開発を進めている。
Fiberは、頭髪製品および難燃ファブリック分野が堅調に推移。製品ラインアップが拡充し、さらなる市場拡大が進んでいる。
ヘルスケアソリューションユニットの売上高は220億2600万円で同20・5%増、営業利益は34億8600万円で同11・3%増となった。Medicalは、血液浄化器・カテーテルともに販売が拡大し、大幅な増益が続いている。海外向けの拡販も進み、M&Aが業績に貢献し始めている。
27年3月期通期連結業績予想は、売上高が8200億円で前期比1・0%増、営業利益が360億円で同9・4%増、経常利益が320億円で同10・8%増、当期純利益が31・5億円で同1・7%増を見込んでいる。
2026年08月19日
