ユニチカの27年3月期第1四半期決算は、売上高が241億800万円で前年同期比22・0%減、営業利益は41億6200万円で同46・4%増、経常利益は43億2200万円で同135・7%増となり、親会社株主に帰属する四半期純利益は40億5600万円で同211・3%増となった。
セグメント別では、高分子事業の売上高は170億1900万円で同22・0%増、営業利益は30億7500万円で同31・6%増となった。中東情勢の影響による原材料価格の上昇が見られたものの、価格改定の効果により収益への影響を抑制した。また、原材料の供給不安を背景とした材料確保の動きや、電子材料・自動車関連を中心とした堅調な需要により、販売が伸長した。加えて、前年から継続している高付加価値・高機能製品の拡販やコストダウン施策の効果により、収益性が向上した。
フィルム事業では、包装分野は、石化製品の供給不安から一部の顧客で材料を確保する動きが見られ、販売が伸長した。ハイバリアナイロンフィルム「エンブレムHG」は、引き続き好調を維持した。工業分野は、電子材料分野の好調な需要が継続したことで販売は堅調に推移した。また、海外でも包装分野は機能性の製品を中心に堅調に推移した。この結果、事業全体で増収増益となった。
樹脂事業では、エンジニアリングプラスチックは、自動車部品用途及び電気・電子部品用途が引き続き堅調に推移したことに加え、中東情勢の緊迫化に伴う供給不安を背景に一部顧客で材料を確保する動きも見られたことから、販売が伸長した。機能樹脂は、販売は好調だったが、ポリエステル関連のコストアップにより、減益となった。関連会社においてもオフィス用途、産業資材用途などが引き続き好調を維持し、事業全体では増収増益となった。
27年3月期通期の連結業績予想は、直近に公表されている業績予想からの修正は無く、売上高が840億円で前期比29・2%減、営業利益が80億円で同24・2%減、経常利益が65億円で同37・5%減、当期純利益は50億円で同72・5%減を見込んでいる。
