ハイケムがラインアップに追加 低誘電樹脂向けモノマーCMSーmp

2026年08月10日

ゴムタイムス社

 ハイケムは8月7日、低誘電樹脂向けモノマー「CMS(クロロメチルスチレン)」において、新たにメタ体・パラ体混合グレードの「CMSーmp」をラインアップに追加したことを発表した。市場流通品と同等水準となるよう品質設計した製品として、BCP対応やマルチソース化を検討する顧客向けに提案を開始した。

 今回新たに追加した製品は、市場で長年採用されている「CMSーmp」製品を参考に品質設計を行い、異性体組成、純度および主要不純物について同等水準となるよう品質設計を行った製品である。これにより、既存品と同等の品質特性を求める顧客のニーズに対応するとともに、原料調達におけるBCP対応やマルチソース化を支援する。

 生成AIの普及やBeyond5G・6Gへの通信インフラの更新・増設に伴い、高周波、高速、大容量、低遅延通信に対応した次世代通信材料の需要が拡大している。

 なかでも、基板内を流れる信号の伝送損失を低減する「低誘電樹脂」は、次世代通信基板材料として高い注目を集めており、市場が拡大している。一方で、その基幹原料となる機能性樹脂モノマーは、製造難易度の高く供給できるメーカーが限られていることから、安定供給や用途に応じた製品ラインアップへのニーズが高まっている。

 同社は2025年3月に、中国深圳市の電子材料向け機能性モノマーの開発・製造メーカー「深圳市低介新材料(英名:Shenzhen Lowーk Dielectric Materials)」と販売代理店契約を締結し、機能性樹脂モノマーCMS(クロロメチルスチレン)及び低誘電基板材料の重要原料となるBVPE(1,2ービス(4ービニルフェニル)エタン)における製造技術の共同開発及び日本国内における市場開拓を開始した。

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