帝人フロンティアは4月6日、独自のポリマー設計および紡糸技術を用いて、糸自体に弾性を有し、ソフトなストレッチ性と高い回復性を発現する、ストレッチポリエステル原糸「レクセ」を開発したことを発表した。
「レクセ」を他の高機能ポリエステル素材と組み合わせることで、ポリエステル同士の高い親和性を発揮し、その素材が有する高い機能性や優れた質感を保つとともに、快適なストレッチ性および回復性もあわせ持つ、新たな高機能素材の開発が可能となる。
近年、スポーツ・アウトドアウエアや一般衣料品において、快適な着用感を求めるニーズが高まっており、ストレッチ素材の需要が拡大している。また、そのような素材には、高い伸縮性を有するポリウレタン系弾性繊維が多く使用されている。
さらに、着用シーンの多様化に伴い、快適なストレッチ性に、高い機能性や優れた質感を高次元で融合させた、新しい高機能ポリエステル素材の開発ニーズも高まっている。
しかし、ポリウレタン系弾性繊維とポリエステル素材とでは、熱で形状や寸法を安定化させる熱セット性を始めとした素材特性が大きく異なるため、それらを組み合わせる場合に、商品開発の自由度が制限されるという課題があった。そのため、ポリウレタン系弾性繊維の優れたストレッチ性と、高機能ポリエステル素材の持つ機能性や質感を高次元に融合させた素材開発は困難であった。
こうした中、同社は、高機能ポリエステル素材と組み合わせることで、その素材が有する高い機能性や優れた質感を保ちながら、快適なストレッチ性と回復性を付与することができるストレッチポリエステル原糸の開発を進めていた。そして、このたび、独自のポリマー設計と紡糸制御技術を用いて、ストレッチポリエステル原糸「レクセ」の開発に成功した。

