東レは4月1日、同社総合研修センター(静岡県三島市)において、同社の2026年度入社式が執り行われたと発表した。
同社代表取締役社長 大矢光雄氏の講話要旨は次の通り。
入社式を迎えるにあたり、今日から社会人として新たなスタートを切られる皆さんと、2025年度途中に入社しすでに活躍している皆さんに対し、心からお祝いの言葉を述べたい。これからの皆さんの活躍を大いに期待するとともに、東レおよび東レグループ全世界の約4万9千人の社員を代表して心から歓迎する。
東レは1926年に創業し、今年の4月16日に創立100周年を迎える。合成繊維のリーディング・カンパニーであるとともに、樹脂・ケミカル、フィルムといった基幹事業に加え、炭素繊維複合材料、電子情報材料、医薬・医療、水処理・環境といった新たな事業分野を次々に開拓してきた。売上収益約2・6兆円、国内外に306のグループ企業を擁するグローバルな総合化学企業である。
東レの企業理念は、「わたしたちは新しい価値の創造を通じて社会に貢献します」である。自らのコア技術を強みとした研究・技術開発により、環境問題や健康安全といった地球規模の課題の解決に貢献する製品を生み出し、世の中に提供し社会に実装することが東レの使命である。長期的視点を持って研究・技術開発を粘り強く続け、生産、販売、技術、研究が一体となり社会の持続的発展に貢献していくことによって、会社としても持続的な成長を達成していくことが極めて重要だと考えている。
東レという会社は、諸先輩方を含めた東レ社員が長い歴史の中で誇りを持って築き上げてきたものであり、その東レ流の経営を「東レ理念」として体系化している。今日から東レ社員となる皆さんにも、この「東レ理念」をよく理解し、しっかりと身につけ、自分ごととして日々の業務で実践してほしい。
東レは、革新技術・先端材料によって社会や環境に貢献し、事業を通じて人も企業も成長する「真のサステナブルな会社」すなわち「社会に貢献する高収益企業」となることを目指している。そのために重要なのは、東レの技術をお客様にとって意味のある価値に変え、その価値がいかに社会の中で人々の生活に役立っているか、という視点である。
東レグループは、2035年に向けた長期経営方針で、「ありたい姿」をひとことで表すキャッチフレーズとして「Weaving Science into Society、科学で、社会の未来を紡ぐ」を掲げている。Weavingという言葉には、単に科学の力で優れた素材や技術を生み出すだけではなく、それらを確実に社会に織り込み、実際に人々の生活や社会をよりよく変えていくことこそが、東レの使命であるという強い思いが込められている。
東レにはこの100年間磨き上げてきたさまざまな技術や製品があるが、その力を、生産、販売、技術、研究が一体となって、ソリューションとしてお客様にとって本当に価値のあるものにまで作りこみ社会に実装することが、創立100周年を迎える東レが次の100年に向けて果たすべき役割である。
私を含む東レの経営陣・社員全員が、「どうすれば東レの価値を高められるか。そのためには、自分が何をすべきか。」を常に考えて行動することが重要であり、皆さんにも是非その一翼を担っていただきたい。
