TOYO TIREが起工式開催 セルビア工場敷地内にR&Dセンター

2026年03月25日

ゴムタイムス社

 TOYO TIREは3月23日、2026年3月19日に、セルビア共和国インジヤ市に所在する同社セルビア工場敷地内に新設する「セルビアR&Dセンター」の起工式を開催したと発表した。
 起工式には、アレクサンダル・ヴチッチ大統領をはじめとするセルビア共和国の関係者ならびに齋藤厚駐セルビア臨時代理大使など約100名が参列し、工事の安全を祈願した。
 式の冒頭では、同社取締役、執行役員技術統括部門管掌の守屋学氏が会社を代表して次のとおり挨拶した。「セルビアR&Dセンターで最先端の加工技術を徹底的に磨き上げるとともに、開発・生産・販売が連動する欧州体制を確立し、PROXESブランドをはじめとする商品競争力を高めていく。本センターは先進技術の創出を担い、日本・米国のR&D拠点と連携しながら同社のグローバル競争力を力強く進化させる中核拠点として位置づけている。」
 また、ヴチッチ大統領は、「本日は、日本の友人であるTOYO TIREの生産拠点が戦略拠点へ進化する特別な日。セルビアが高度な技術開発を支える人材、インフラ、そして志を備えていることを示しており、誇りに思う。投資と雇用の創出を通じ、共に強い未来を築いていきたい」と祝辞を述べた。
 同社は2019年にドイツにR&D拠点を設け、日本・北米の技術センターとともにグローバルな研究開発体制を構築してきた。今回、欧州での競争力強化を目的に、工場や販売拠点が集積するセルビアへR&D機能を集約、2027年1月の稼働を予定している。
 同センターは加工技術の高度化を担う中核拠点として、新配合・新素材の開発、材料・配合設計、原料の調査・評価を通じて、最先端の加工技術を徹底的に磨き上げていく。また、工場隣接の立地を生かし、敷地内のテストコースを活用することで、実車試験までを一気通貫で迅速化し、開発・検証プロセスを効率化、商品の市場投入スピードを加速していく。
 同社は、本年3月4日に公表した「中計’26」において、欧州ビジネスの土台となる生産・販売・技術の各機能集約によるシナジーを生かし、商品の性能やブランド力、事業の競争力を鍛え、育て上げていくことを掲げている。 

守屋学取締役とヴチッチ大統領

守屋学取締役とヴチッチ大統領

左から、齋藤駐セルビア臨時代理大使、守屋取締役、ヴチッチ大統領

左から、齋藤駐セルビア臨時代理大使、守屋取締役、ヴチッチ大統領

セルビアアールアンドディーセンター

セルビアアールアンドディーセンター

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