住友化学は2月27日、千葉県市原市の同社千葉工場が、経済産業省関東経済産業局から「令和7年度エネルギー管理優良事業者等関東経済産業局長表彰」を受賞したと発表した。同社として、同表彰の受賞は初めてとなる。
同表彰は、毎年、関東経済産業局が、省エネルギーの一層の普及促進を図るため、貢献が顕著であった功績者および優良事業者等を対象として授与するものであり、本年度、同社が受賞した「エネルギー管理優良事業者等」では、4者が選ばれた。
千葉工場では、高効率ガスタービンコージェネレーション設備を導入し、積極的な省エネルギー活動を推進している。大規模なCO2排出量削減を実現し、エネルギー使用を最適化したことで、環境負荷低減に大きく寄与した点が高く評価され、今回の受賞に至った。
高効率ガスタービンは、2024年3月に千葉工場に導入した。従来のCO2排出割合が高い石油コークス(PC)ボイラーと、効率の低い復水発電設備の使用時に比べ、年間約24 万tのCO2排出削減を達成している。さらに、発生した蒸気の一部は工場内の各種プロセスに有効活用され、グループ企業への電力供給にも使用されることで、設備の能力を最大限に引き出した効率的な操業を実現している。
同社は、30年度までに温室効果ガス排出量(Scope1・2)を13年度比で50%削減する方針を策定している。千葉工場では、今回受賞した高効率ガスタービンの導入の他にも、24年4月以降、従業員の通勤や移動に用いるEVバスとEV社用車を順次導入し、25年8月には、年間発電量1・1GWhのソーラーカーポートを設置し、発電された再生可能エネルギーを製造現場の設備稼働やEV車の充電に充てるなど、Scope1の削減への取り組みを進めている。
同社は、今後もカーボンニュートラルに向けた各種取り組みを推進することで、持続可能な社会の実現に貢献していく。


