信越ポリマーの2026年3月期第3四半期連結決算は、売上高が865億6800万円で前年同期比3・7%増、営業利益は110億100万円で同1・4%増、経常利益は111億7800万円で同6・7%増、親会社株主に帰属する四半期純利益は82億1000万円で12・0%増となった。
電子デバイス事業の売上高は194億2100万円で同2・3%増、営業利益は14億2600万円で同16・9%増だった。各地域の自動車市場においてハイブリッド車の浸透が進み、車載向けの入力デバイスは足元で需要回復が見られるが、累計では前年同期を下回った。また、ワイパーや延焼防止クッションなど車載シリコーン成形品の需要が増したことでコンポーネント関連製品は前年同期を大幅に上回った。
自動車産業以外では、VCF(視野範囲/光路制御フィルム)は堅調だった半面、検査用コネクターの需要が振るわなかったことによりコネクター関連製品は前年同期を下回った。
精密成形品事業の売上高は447億400万円で同6・3%増、営業利益は80億2500万円で同1・2%増だった。半導体関連容器は海外向けの出荷容器、工程内容器が共に好調に推移した。OA機器用部品はプリンター用ローラの需要サイクルの影響が続いた。キャリアテープ関連製品は汎用半導体用途は低調であったが、AIサーバー向け大型電子部品用途が好調だったことから前年同期並みを維持した。シリコーンゴム成形品はカテーテルなど医療機器向け部品が伸び前年同期を上回った。
住環境・生活資材事業の売上高は164億2800万円で同3・0%減、営業利益は12億4100万円で同4・3%増だった。外食産業向けラップの中で高付加価値の独自製品であるカラーラップの採用が拡大した。また、機能性コンパウンドはアセアン市場で需要が持ち直し、電線被覆用途で市場の在庫消化が進行したことから前年同期を上回った。
2026年3月期の連結業績予想は、売上高は1135億円で前期比2・6%増、営業利益は139億円で同4・7%増、経常利益は140億円で同5・9%増、親会社株主に帰属する純利益は95億円で同0・7%増を見込んでいる。
