東ソーは1月14日、固体高分子型(PEM型)水電解向けの炭化水素系電解質ポリマー材料を新規に開発したと発表した。
カーボンニュートラル社会の実現に向けた水素エネルギー活用への関心が高まる中、水素製造の手段の一つであるPEM型水電解が注目を集めている。しかし、同水電解に用いられているフッ素系電解質膜には、フッ素の使用による環境負荷が高いことや、ガス遮蔽性の低さから水素生成の効率や耐久性が低いことなどの課題があった。
今回新規に開発した電解質ポリマー材料は、従来のフッ素系電解質ポリマー材料と比べて良好なプロトン伝導性やガス遮蔽性、含水時の優れた低膨潤性を有しており、開発材料を使用して作製した電解質膜によって、水電解の効率および耐久性の向上が期待される。また独自の分子構造を持つことから、顧客のニーズに合わせて分子設計を自由に変更することができる。すでに一部顧客へのサンプル提供による評価を進めており、改良を進めながら早期の上市を目指す。
同社は、引き続き同製品に関する研究開発を継続し、PEM型水電解の発展を通してカーボンニュートラル社会の実現に貢献していく。
2026年01月16日


