住友化学は1月5日、同社が独自で開発した除草剤「ラピディシル」(有効成分商標、一般名:エピリフェナシル)が、2025年日経優秀製品・サービス賞において、「グローバル部門賞」を受賞したと発表した。同社として、日経優秀製品・サービス賞の受賞は初めてとなる。
日経優秀製品・サービス賞は、日本経済新聞社が毎年1回、特に優れた新製品・新サービスを表彰するもので、1982年に日経・年間優秀製品賞として始まり、今回で44回目となる。日本企業がその年に新たに販売した商品・サービスを対象に、技術開発性、価格対効果性、業績寄与度、成長性、独自性、産業社会へのインパクトの項目を総合的に評価して審査される。
2025年日経優秀製品・サービス賞には、最優秀賞、5つの部門賞および審査員特別賞があり、同社は「グローバル部門賞」を受賞した。25年は応募総数が201件あり、グローバル部門賞には4件が選ばれた。
「ラピディシル」は、同社が独自に開発した有効成分で、PPO阻害剤と呼ばれる除草剤に属している。24年に世界で初めてアルゼンチンで農薬登録を取得し、販売を開始した。
ラピディシルは、既存の除草剤に比べて、速効性が高く、少ない薬量で卓効を示す。イネ科を含む幅広い雑草に高い除草効果を示す。作物播種前の雑草を防除し、不耕起栽培に適した性能を有することから、土壌保全と二酸化炭素排出量の削減によるカーボンニュートラルへの貢献が期待。2024年のアルゼンチンでの上市に続き、26年には米国、27年にはブラジルでの登録取得・上市を見込んでいる。「ラピディシル」を含む不耕起栽培用除草剤で、年間1000億円規模の売上収益を目指す。
今回の審査で、「ラピディシル」は、こうした特長やグローバル市場での高い事業成長性が評価された。
同社は、今回の受賞を励みに、革新的な農業ソリューションの開発を通じて、持続可能な農業支援と世界の食糧の安定供給に引き続き貢献していく。
2026年01月09日

