新しい年のスタートにあたり、グローバルで活躍する帝人フロンティアグループ社員に挨拶を申し上げる。
昨年は大阪・関西万博の開催をはじめ、日本初の女性首相誕生やトランプ関税による混乱など、国内外で多くの重要な出来事があった。繊維業界においても、衣料分野では、様々な価値観やライフスタイルに合わせて顧客ニーズの多様化が急速に進み、産業資材分野では、繊維技術の高度化により自動車や建築、水処理など幅広い分野での高機能繊維や環境配慮型素材の需要が拡大した。
このような多様化するニーズや幅広い用途に対して、更なるソリューションを提供していくためには、事業規模と事業領域の両方を拡大するとともに、研究開発や新事業分野に向けた投資拡大を支えるだけの収益基盤を拡充することが重要となっていた。こうした中、当社は、持続的な成長と企業価値の最大化を図るために旭化成アドバンスとの経営統合を決断し、昨年12月にその発表を行った。
今年は、従前からお願いしている「現場主義」「チャレンジなくして成長はない」「コンプライアンス重視」に引き続き取組んでもらうが、2026年10月1日に予定している旭化成アドバンスとの経営統合の完遂も特に重要な目標としたい。
スタッフ部門は、多岐にわたる会社制度や業務ツールの統合を検討してもらい、営業部門には、新規ビジネス創出の可能性を追求してもらいたい。経営統合は全社員の協力なくして実現できないため、新会社を自らの手で作り上げる気概を持ち、統合準備に臨むことをお願いする。
今年の干支は丙午(ひのえうま)だが、丙(ひのえ)は生命のエネルギーを表すとされ、午(うま)は駿足で大地を駆ける存在だ。そのため、丙午の年は勢いとエネルギーに満ちて活動的になるとされている。折りしも、当社も新たなステージに向けて力強く駆け出す年であり、グループ社員一人ひとりが活力に満ちた一年にしてほしいと考える。
