旭化成は12月12日、同社をはじめとする同社グループの7社が、JobRainbowがダイバーシティ&インクルージョンに取り組む企業を認定する表彰制度「D&I AWARD 2025」において、4段階評価のうち最高水準の「ベストワークプレイス」に2年連続で認定されたことを発表した。
ベストワークプレイス認定企業は、旭化成、旭化成エレクトロニクス、旭化成ホームズ、旭化成建材、旭化成ファーマ、旭化成ライフサイエンス、旭化成アビリティとなる。
「D&I AWARD」はJobRainbowが2021年に開始した表彰制度で、「ジェンダーギャップ」「LGBTQ+」「障害」「多文化共生」「育児・介護」の5つのカテゴリについて100項目で評価され、「ベストワークプレイス」「アドバンス」「スタンダード」「ビギナー」の4段階で認定される。「ベストワークプレイス」は、高い水準でD&I推進に積極的に取り組んでいることが認められた企業に与えられるもので、4つの認定のうち最高位の評価となる。
同社グループでは、すべての従業員が生き生きと能力を発揮し、継続的に新たな価値を生み出していくためには、人財の多様性を活かし共にビジネスを創り出していく「共創力」を高めることが不可欠であると考え、ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)を経営戦略の一つとして位置づけている。
同社グループのDE&Iに関する主な取り組みとして以下が挙げられている。
社長を委員長とするDE&I委員会を定期的に開催し、DE&Iの推進状況および課題認識について意見交換を実施する。
『中期経営計画 2027~Trailblaze Together~』において、多様な人財の活躍状況を測る指標として、ラインポストおよび高度専門職の女性比率を2030年度までに10%以上にすることをKPIに設定。女性のキャリア形成を支援するメンタープログラムやキャリア形成・リーダーシップ開発研修等を実施する。
男性育休の取得促進に向けた情報提供やセミナー実施、育休取得者の経験談の全社展開をする。
全管理職に向けたアンコンシャスバイアス研修の実施をする。
同性パートナーを法律上の婚姻関係のある配偶者と同等の位置づけの親族として登録可能とする制度の運用をする。
異なる価値観との向き合い方を体得するための「異文化コミュニケーション研修」を実施する。
障がい者の職業能力の向上を図ること等を目的として開催される「アビリンピック(障害者技能競技大会)」への従業員の出場を支援する。
今後も、従業員一人ひとりの多様性を活かし、さらに活躍できる風土醸成を目指してDE&Iを推進していくとしている。

