東海カーボンは11月25日、同日開催の取締役会において、米国における同社の完全子会社である3社を1社に統合し米国持株会社の子会社に再編すること、並びに統合会社の商号変更を決定したことを発表した。再編、統合会社の商号変更の実施は2026年1月1日を予定している。なお、本件は、同社連結子会社間の再編であるため、開示事項及び内容を一部省略している。
再編の目的は、同社は、米国におけるファインカーボン事業子会社として、1996年に設立したTokai Carbon U.S.A.(TCU)と2024年に買収したKBR及びMWIの計3社を有している。同じ事業を営む3社を統合することにより、事業の効率化および競争力の強化を図ると共に、統合会社を米国持株会社であるTokai Carbon US Holdings(TCUSH)の完全子会社とすることにより、ガバナンスの強化を図る。なお、TCUとTCUSHは、いずれも同社の特定子会社である。
再編の概要は以下の3点となる。
一つ目は、同社の完全子会社で連結子会社であるTCU、KBR及びMWIを統合し、2026年1月1日付で、TCUを存続会社、KBRとMWIを消滅会社とする吸収合併を実施する。
二つ目は、同社が保有するTCU株式を、米国持株会社であるTCUSHに対して現物出資する。効力発生日は2026年1月1日の予定となる。
三つ目は、同日付でTCUの商号をTokai Carbon GSへ変更する。
