NOKは11月20日、「NOK統合報告書2025」(日本語版)を発行した。本報告書は、同社グループの中長期的な価値創造に向けた戦略やESGへの取り組みをまとめたもので、コーポレートサイトのサステナビリティページにて公開している。
「Essential Core Manufacturingー社会に不可欠な中心領域を担うモノづくり」を掲げる同社は、人が生きていく上で不可欠な「安全」と「快適」を提供している。本報告書では、事業戦略や中期経営計画の進捗、価値創造プロセス、ESGに関する取り組みをまとめ、ステークホルダーに同社の現在地と未来への方向性を伝えている。
同社がグローバルでの持続的な成長を実現するために推し進めているのが「人を起点とした変革」である。挑戦や変化を常態化する企業文化の醸成、リーダーシップ開発、人事制度の改定、人財育成やキャリア支援、DE&Iの推進といった取り組みについて、グループCEOのメッセージをはじめ、本報告書の各章で詳しく示している。
また、2025年度は、中期経営計画(2023~2025年度)の最終年度にあたる。本報告書では、これまでの2ヵ年で進めてきた「変革基盤の構築」の施策の主な進捗と成果を整理している。
サステナビリティ・ESGに関する詳細は、2025年7月に発行した「ESGデータブック2025」にまとめている。今後も、株主・投資家、顧客、取引先、従業員、地域社会など、ステークホルダーとの対話を重視し、積極的な情報開示と質の向上に努めていくとしている。

