機能材セグメントは減収増益 ENEOSHDの4~9月期

2025年11月19日

ゴムタイムス社

 ENEOSホールディングスの26年3月期第2四半期決算は、売上高は5兆6919億2200万円で同5・3%減、営業利益は1667億3800万円で同115・6%増、税引前利益は1578億9600万円で同143・4%増、中間利益は647億5400万円で同5・0%減となった。
 セグメント別では、合成ゴム、特殊ゴム、二次電池材料などのエラストマー事業を始め、機能材事業を含めた機能材セグメントの売上高は1651億円で同3・7%減、営業利益は94億円(前年同期からは3億円増益)となった。機能材事業については、原料であるブタジエン市況の下落による影響やインフレ等に伴う経費増による悪化があったものの、高収益製品の増販等により、前年同期比増益となった。
 26年3月期通期業績予想については、前回の業績予想を修正した。売上高11兆4000億円(前回予想11兆7000億円、増減率2・6%減)、営業利益2900億円(同3600億円、同19・4%減)、税引前利益2750億円(同3450億円、同20・3%減)、当期利益は1350億円(同1850億円、同27・0%減)を見込む。なお、機能材事業の営業利益160億円(前回予想130億円)を見込んでおり、マージン改善などで前回予想から30億円の増益を予想している。

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