朝日ラバーの26年3月期第2四半期業績は、売上高は38億8500万円で前年同期比5・2%増、営業利益1億2200万円(前年同期は4800万円の損失)、経常利益は1億1900万円(前年同期は5700万円の損失)、中間純利益は8900万円(前年同期は8600万円の損失)となった。
工業用ゴム事業の売上高は29億3700万円で同期比2・8%増、セグメント利益は1億4000万円で同622・7%増。工業用ゴム事業では、自動車向け製品の受注は、自動車内装照明用のASA COLOR LEDの売上は採用車種の販売状況の影響により減少したが、スイッチ用など精密用ゴム製品の受注が増加。また、卓球ラケット用ラバーの受注は引き続き高い水準で推移し増加した。自動認識機器に使用されるRFIDタグ用ゴム製品の受注も好調に推移したが、上期に前倒しで生産をした都合により今期後半の受注は大きく減少する見通し。
医療・衛生用ゴム事業の売上高は9億4700万円で同13・3%増、セグメント利益は1億円で同42・9%増。医療・衛生用ゴム事業では、診断・治療向けの採血用・薬液混注用ゴム栓が増加。医療用逆止弁、プレフィルドシリンジガスケット製品、手技シミュレータ製品の受注も堅調に推移した。
26年3月期通期業績予想は、売上高76億4300万円で同横ばい、営業利益は1億6000万円(前年同期は200万円の利益)、経常利益は1億5900万円で同409・8%増、当期純利益は1億700万円(前年同期は2億3600万円の損失)を見込んでいる。
2025年11月13日
