ダイキン工業の2026年3月期第2四半期決算は、売上高が2兆4787億9800万円で前年同期比0・6%減、営業利益が2466億200万円で同0・0%増、経常利益が2418億8700万円で同7・9%増、四半期純利益が1609億3300万円で同6・1%増となった。
化学事業セグメント合計の売上高は1267億8400万円で同2・2%減、営業利益は136億5500万円で同47・8%減となった。
フッ素化学製品全体の販売は、半導体分野を中心とする需要低迷、それに伴う流通在庫調整の動き、さらには米国の関税政策に起因する米国向け輸出抑制の動き等の影響がある中、拡販に努めたが、為替のマイナス影響もあり、売上高は前年同期を下回った。
フッ素樹脂は、米国のLAN電線や中国のデータセンター分野で需要の回復及び拡大が見られたものの、国内・中国・アジアでの半導体分野の需要低迷が続いたこともあり、売上高は前年同期を下回った。
一方、フッ素ゴムについては、自動車分野で需要の伸び悩みがあったが拡販に努め、売上高は前年同期を上回った。
2026年3月期通期連結業績予想は前回発表を修正した。売上高は4兆8400億円(前回発表と変わらず)、営業利益は4350億円(同変わらず)、経常利益は4150億円(同4050億円、増減率2・5%増)、当期純利益は2800億円(同2720億円、同2・9%増)を見込んでいる。
