豊田合成は10月1日、一宮市の朝日東小学校で、SDGsをより身近なものとして学ぶ体験型の学習会を実施した。
同社の尾西工場(一宮市)では、例年、同小学校の工場見学を受け入れており、地域の子どもたちにものづくりや環境への取り組みを伝える活動を続けている。今回の教室も、地域との交流の一環で、同小学校からの依頼を受けて開催した。
授業には、4年生42名が参加し、エアバッグの生地やハンドルの革端材をバッグや文房具にアップサイクルしているオリジナルエシカルブランド「ReーS(リーズ)」を題材に、環境保全について学んだ。同社でReーS商品の企画・販売に携わる従業員が講師を務め、企業におけるCO2削減の取り組みや同社の廃棄物低減の工夫を紹介。また、革端材を使ってオリジナルのコインケースを作るワークショップも行った。
参加した児童は「まだ使える革やエアバッグの端材がこれまで捨てられていたと知り、もったいないと感じた。その端材でコインケースを作り、自分も環境を守る役に立てたと実感できた」と話した。


