旭化成らが最高ランク認定取得 工場跡地の緑化活動を評価

2025年04月28日

ゴムタイムス社

 旭化成は4月24日、同社および旭化成ホームズが2007年より管理・運営を行っている「あさひ・いのちの森」が、都市緑化機構が主催する『SEGES(シージェス:社会・環境貢献緑地評価システム)そだてる緑』におけるSuperlative Stage認定を取得したことを発表した。

 「あさひ・いのちの森」は、静岡県富士市の同社富士支社の工場跡地に、富士市沿岸部原風景の再生を目指して2007年に開始した環境再生ゾーン。入念な事前調査を経て、工場跡地の完全な更地から設計した造成地に、社員・地域有志1900人余による植樹をもってスタートした。以降、専門家と共に綿密な緑地維持・管理計画を着実かつ継続的に実施することで、静岡県の希少植物を含む多様な動植物の定着に成功した。2017年には、その活動を評価され、『SEGES そだてる緑』Excellent Stage2認定を取得。その後も地域住民や子どもたちへ森を解放する傍ら、本活動で得られた知見を積極的に周知してきたことなどが評価され、2019年にはExcellent Stage3の認定を取得した。さらに今回、緑地の管理計画・手法に関する精度の高さやグループ横断の組織的管理体制の継続、そして活動成果についての積極的外部発信などが評価され、Superlative Stage認定の取得に至った。今後もこうした活動をさらに積極的に行っていくことで、地域の生物多様性保全に努めていくとしている。

「あさひ・いのちの森」(2025年4月撮影)

「あさひ・いのちの森」(2025年4月撮影)

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー