東洋紡がフィルム製品値上げ 5月1日納入分より

2025年03月17日

ゴムタイムス社

 東洋紡は3月14日、包装用フィルム製品の一部について、物価高騰や労務費の上昇に伴う価格改定を実施すると発表した。
 対象製品は、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)、無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)、リニアローデンシティ・ポリエチレンフィルム(LLDPE)、二軸延伸ポリエステルフィルム(PET)、二軸延伸ナイロンフィルム(ONY)、透明蒸着フィルム「エコシアール」(PET)、熱収縮ポリエステルフィルム「スペースクリーン」(SC)、改定幅は、現行価格より3・0%以上の値上げ、改定時期は、2025年5月1日納入分よりとなる。
 昨今の物価高騰による諸経費の上昇に加えて、業界各所での人手不足を背景に人員確保のための待遇改善が求められる中、人件費の上昇が続いている。とりわけ、製造現場における労務費をはじめとするさまざまな経費が上昇しており、広い範囲で製造コストを押し上げる要因となっている。
 かかる状況下、同社では徹底したコスト削減に鋭意努力してきたが、現在の価格体系ではユーザーへの安定的な製品供給が困難と判断し、このたび価格を改定することとした。

技術セミナーのご案内

ゴムタイムス主催セミナー