朝日ラバーの25年3月期第3四半期業績は、売上高が56億5300万円で前年同期比7・7%増、営業損失は800万円(前年同期は1億1400万円の利益)、経常損失は600万円(前年同期は1億3400万円の利益)、四半期純損失は4600万円(前年同期は1億2700万円の利益)となった。
セグメント別では、工業用ゴム事業では、売上高は43億3900万円で同4・8%増、セグメント利益は8800万円で同61・0%減となった。利益面は上期までの機能性ゴム製品の開発製品の立上げに関するコスト、生産性合理化につながる設備投資に係るコストの計上等があり減益となった。
自動車向け製品の受注は、内装照明用のASA COLOR LEDの受注は減少したものの、スイッチ用ゴム製品や精密ゴム製品の受注が増加した。また、卓球ラケット用ラバーの受注は引き続き好調に推移した。
医療・衛生用ゴム事業の連結売上高は13億1400万円で同18・6%増、セグメント利益は1億1200万円で同33・9%増となった。医療・衛生用ゴム事業では、引き続き診断・治療向けの採血用・薬液混注用ゴム栓や医療用逆止弁、医療シミュレータなどの受注が増加した。
25年3月期通期業績予想は前回発表から修正はなく、売上高73億6300万円で前期比2・5%増、営業利益は3600万円で同77・0%減、経常利益は2800万円で同85.6%減、純利益は1000万円で同92・5%減を見込んでいる。
2025年02月13日