2023年度活動報告 住友ゴム、モータースポーツ

2023年12月18日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業は12月14日、2023年度ダンロップおよびファルケンのモータースポーツ活動報告を発表した。同社は2023年度のモータースポーツ活動において、国内外のモータースポーツにタイヤを供給し、チームや選手をサポートしてきた。最新の車両が投入される最先端のレースでタイヤ開発を行い、走行データを分析しながら最適なタイミングで路面や天候に合わせたタイヤを投入してきた。
 今年もトップクラスから入門レースまで幅広いカテゴリーで多くの選手がダンロップおよびファルケンのタイヤと共にレースを戦い抜き、多くのファンに感動を届けた。また、会場やオンライン観戦では、多くのファンから応援が寄せられた。 
 国内最高峰のレース「SUPER GT」のGT500クラスでは、「Modulo Nakajima Racing」が13位、GT300クラスでは、7位に「R&D SPORT」、11位に「GAINER(11号車)」、13位に「GAINER(10号車)」がランクインした。また、舗装路面を1台ずつ走行してタイムを競う「全日本ジムカーナ選手権」の3クラス、未舗装路面をドリフト走行でタイムを競う「全日本ダートトライアル選手権」の4クラス、一般公道を遮断し競技区間の合計タイムを競う「全日本ラリー選手権」の3クラスでシリーズチャンピオンに輝いた。
 さらに、ファルケンモータースポーツチームとして参戦した世界一過酷なレース「ニュルブルクリンク24時間レース」では、総合10位で完走し2014年以降10年連続トップ10入りした。
 海外二輪レースにおいては、全米選手権「AMAスーパークロス」と「AMAプロモトクロス」の全ての階級でシリーズチャンピオンを獲得し、両レースにおいて14年連続全階級制覇と記録を更新。日本でも、「全日本モトクロス選手権」のIA1クラスでJay Wilson選手がダンロップ装着ライダーとして6年ぶりのシリーズチャンピオンに輝いた。
 また、同社のこれまでの実績およびタイヤ性能が高く評価され、四輪では入門フォーミュラレースである「フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ」や「FIA-F4選手権」、二輪では世界最高峰のロードレースである「FIMロードレース世界選手権」のMoto2・Moto3クラスなどにワンメイクタイヤの供給を行い、レースに参戦する選手の足元を支えた。さらに、「全日本カート選手権」では、EV部門の第3戦からサステナブル原材料比率43%のダンロップレースタイヤを投入し、サステナブルなモータースポーツの実現に貢献した。
 同社では、今後もブランドのさらなる価値向上を目指しタイヤ開発を強化することで、モータースポーツの裾野を広げるべく活動していく。

スーパージーティー

スーパージーティー

ニュルブルクリンク24時間レース

ニュルブルクリンク24時間レース

エーエムエースーパークロス

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