再生可能エネルギーに電力切替 横浜ゴムが三島工場で

2023年04月10日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは4月6日、本年1月に同社の三島工場のモータースポーツ用タイヤ生産ラインで使用する全ての電力を再生可能エネルギー由来の電力(以下、再エネ電力)に切り替えたと発表した。これにより、2023年は国内外の様々なモータースポーツにおいてカーボンニュートラルに貢献するタイヤを供給していく。
 導入した再エネ電力は東京電力エナジーパートナーが調達するトラッキング付きFIT非化石証書と再エネ指定の非FIT非化石証書が付与されたもので、使用電力は実質的に100%再生可能エネルギー由来かつCO2排出量ゼロとみなされる。
 三島工場は同社が供給するモータースポーツ用タイヤを生産しており、全日本スーパーフォーミュラ選手権(スーパーフォーミュラ)やSUPER GT、ニュルブルクリンク24時間レース、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムなど国内外のトップカテゴリーに供給している。
 今回の取り組みは、カーボンニュートラルの達成とモータースポーツの持続可能な進化・発展を目指す活動の一環として実施したもの。
 同社は「2050年にCO2排出ネットゼロ」を目標に掲げており、生産拠点のカーボンニュートラル化、再生可能エネルギーの自給・調達や省エネ活動、植樹や生物多様性保全によるネイチャーポジティブなどを推進している。また、環境活動ではカーボンニュートラルのほかに、サーキュラーエコノミーとして「2050年にサステナブル原料100%」を目標としている。
 モータースポーツ活動においてもカーボンニュートラルとサーキュラーエコノミーを目指した様々な取り組みを加速している。その成果のひとつが今シーズンのスーパーフォーミュラに供給するタイヤとなる。
 ドライ用タイヤは従来タイヤと同等のグリップ性能を維持しながら、サステナブル素材比率33%を達成し、さらに今回三島工場に導入した再エネ電力を使用して生産している。4月の開幕戦からドライ用タイヤ、7月からはウェット用タイヤも供給する予定で、今後もサステナブル比率をさらに向上したタイヤ開発を継続していく。
 同社グループは、2021年度から2023年度までの中期経営計画「YX2023」のサステナビリティ経営において「未来への思いやり」をスローガンに掲げ、事業活動を通じた社会課題への貢献を持続的な企業価値向上に繋げていく。

三島工場

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