ブッス、COMPEOLAB 小型テスト機をラインアップ 

2022年11月24日

ゴムタイムス社

 ブッス(本社スイス)とブッス・ジャパンは、あらゆる混練ニーズに対応できるマルチ対応連続混練機COMPEO(コンペオ)シリーズに、小型で使い勝手の良い「COMPEO LAB」を新たにラインアップした。
 ブッスは1946年にユニークな単軸往復動混練押出機であるブッス・ニーダーの開発製造を開始。これまで70年以上にわたりブラスチック業界、フィルム業界などにおいて混練工程の生産性向上、品質向上に貢献してきた。
 単軸スクリュータイプのブッス・ニーダーは、混合と混練を行うスクリュー軸が回転と往復動を同時に行うという非常にユニークな動作原理により、非常に優れた混合効果がある。前後運動するスクリュー軸は、製品材料を回転ごとに複数回分割、再合、反転を与えることで、軸方向に向かい材料を確実に混練していく。
 COMPEOは、過去の製品シリーズが持っていたブッスのニーダー技術を全て取り入れている。さらに溶融温度400℃までのスーパーエンプラやゴム材料、そして最新のバイオプラスチックスなど幅広く対応し、極めて柔軟なプロセス設定が可能。特に新しいプロセス加工部では、スクリューの羽根の枚数を2枚、3枚、4枚、そして6枚まで柔軟に組み合わせることができ、温度調整やフィラー高充填の難しい配合やこれまでにない新しいアプリケーションへの対応力を向上させた。
 COMPEOシリーズと同じ機能・仕様を持つCOMPEO LABは小型ながらあらゆるアプリケーションに対応。最大50~100kg/hの吐出量により効率的に試作・テストが可能になる。ブッス・ニーダーはその考えられた構造設計により、同じスクリュー構成及びスクリュー回転速度であれば、サイズの違う機械でも同じせん断力を与えることが可能。このCOMPEO LABをパイロットラインとして導入することで大型生産機へのスケールアップも簡単に行うことができる。
【COMPEO LAB 基本仕様】スクリュー有効長18または25L/D。スクリュー径45・5mm。スクリュー回転速度 最大600rpm。吐出量範囲50~100kg/h。最高設定温度400℃。

COMPEO LAB 外観

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