UNGCの声明に賛同・署名 住友理工、1294社共同で

2020年10月05日

ゴムタイムス社

 住友理工は10月2日、国連グローバル・コンパクト(UNGC)の「新たなグローバル協調のためのビジネスリーダーの声明」に賛同し、署名したと発表した。

 同声明は、国連の総会期間中の9月21日に開催された「Private Sector」において、UNGCに賛同する1294社の企業名、社長名とともに、国連事務総長宛てに提出された。新型コロナウイルス感染症や、気候変動、経済の不確実性、社会的不平等など、さまざまな重大危機に直面している昨今、あらゆるセクターが結束して社会の分断をなくし、持続可能な未来を実現するための決意表明となっている。声明の内容は以下の通り。

「新たなグローバル協調の精神のもと、私たちは以下のことにコミットします」
・すべてのステークホルダーとの対話において、さまざまな価値(利・真・善・美)に基づく戦略、方針、運用、および関係性を通じて、倫理的なリーダーシップと優れたガバナンスを行動で示す。
・ビジネスのあらゆるレベルにおいて、包摂的、参画型で、かつ代表としての意思決定を通じて、構造的な不平等と不正に、本気で取り組むための投資を行う。
・司法へのアクセスを強化し、説明責任と透明性を確保し、法的確実性を提供し、平等を推進し、人権を尊重するために、国連、政府および市民社会と連携する。
「コミットするにあたり、我々は、政府に以下のことも行うよう呼びかけます」
・企業、個人、社会が繁栄できるよう、人権を保護し、平和と安全を確保し、法の支配を支持する。
・国際協調と国家の法的枠組みの強化を通じて、人々と地球の利益、繁栄と目的に貢献できる環境整備を行う。
・多国間主義とグローバルガバナンスを強化することで、腐敗と闘い、強靭性を構築し、SDGsを達成する。

 同社グループは「Global Excellent Manufacturing Company~人・社会・地球の安全・快適・環境に貢献する企業~」を目指すべき企業像として掲げており、2014年以来のUNGC署名企業として声明の趣旨に賛同し、価値を共創する仲間づくりをグローバルに進め、社会価値の創造に努めるとしている。

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