ニュースの焦点 コロナ禍の海外拠点新設の狙いとは

2020年10月05日

ゴムタイムス社

 コロナ禍でも海外拠点の新設に動くゴム・樹脂メーカーが相次いでいる。9月は住友理工が1日にベトナムに2拠点目の自動車用ホースの新工場を開設すると発表したのに続き、横浜ゴムが11日に同社グループでオフハイウェイタイヤを生産販売するATGがインドで3拠点目の新工場を新設すると発表。さらに住友化学も15日に中国で5拠点目となるポリプロピレン(PP)コンパウンド拠点の新設を発表した。

 住友理工は、7月末にフランスで鉄道車両防振ゴム事業を展開する連結子会社など2社を現地企業に譲渡すると発表し、8月初めにはアルゼンチンで自動車用ホース事業を展開する連結子会社の解散・清算を発表。生産拠点の見直しを進める一方、「伸ばすべき部分は伸ばしていく」(清水和志社長)方針

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