三菱ケミ、環境負荷度数値化 ソアロンで新プロジェクト

2020年09月24日

ゴムタイムス社

 三菱ケミカルは9月23日、アセテート繊維「ソアロン」のサステナビリティに関する新たな取り組みとして、この度「SOAGREEN PROGRAM」を開始すると発表した。

 同社は、個々に異なるテキスタイル商材の環境負荷度を数値化・分類し、改善に向けた課題の「可視化」を図ることを狙いとして、同プログラムを策定した。設計・製織/製編・染色といった生産段階ごとに、内容・工程・手法を検証し、ソアロン専用に設定した独自の評価基準に基づき採点評価、各商材を等級化して3つのクラス(SOAGREENレベル)に分類する。

 商材ごとに環境負荷度を示すことで、顧客の素材評価に際して、従来の「素材感」や「品質」などに加え、新たにサステナビリティの視点でも検討できるようになる。

 同プログラムを通じ、個々の商材の改善に向けたポイントもより明確化することが期待でき、ソアロン商材群全体のサステナビリティを一層向上させることを目指す。

 ソアロンは、木材パルプを原料とする半合成繊維で、国内のみならず、海外でもサステナブル素材として注目されている。これまで同社は、ソアロンの原料調達からテキスタイル製造までの各段階でのサステナビリティを担保すべく、各種第三者認証を取得してきたが、個々のテキスタイル商材は糸構成や生産プロセスも多様で、それぞれの環境負荷度を客観的に示せていなかった。

 同社は今後も、三菱ケミカルホールディングスグループが掲げる「KAITEKI」の実現に向け、パートナー企業とも協働することで、ソアロンのサステナブル価値向上を促進するとともに、循環型社会の構築に貢献していくとしている。