需要低迷で全社減収減益 タイヤ4社の1~6月期

2020年08月31日

ゴムタイムス社

 タイヤ4社の20年12月期第2四半期連結決算が出揃った。新型コロナウイルスの感染拡大によるタイヤ需要低迷を受け、各社の売上は概ね2割減、利益は大幅減益となった。

◆ブリヂストン
 ブリヂストンの第2四半期連結決算は、売上高は1兆3554億7000万円で前年同期比22・1%減、調整後営業利益は482億6600万円で同68・3%減となった。
 調整後営業利益の増減要因は、売値が100億円、原材料が170億円、営業費560億円の増益要因があったものの、数量が1210億円、為替が40億円、償却費が20億円、その他が599億円の減益要因となり、合計1039億円の減益となった。
 地域別では、日本は売上高が3573億円で同18%減、調整後営業利益は187億円で同60%減となっている。米州は売上高が6467億円で同22%減、調整後営業利益は349億円で同59%減となった。
 欧州・ロシア・中近東・アフリカは売上高が2488億円で同23%減、調整後営業利益はマイナス134億円となった。中国・アジア大洋州は、売上高が1817億円で同23%減、調整後営業利益は89億円で同58%減となっている。

 ◆住友ゴム工業
 住友ゴム工業の第2四半期連結決算は、売上収益は

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