北米回復もタイヤは13%減収 TOYO TIRE1~6月期

2020年08月07日

ゴムタイムス社

 TOYO TIREの20年12月期第2四半期連結売上高は 1505億8600万円で同15・7%減、営業利益は 79億2800万円で同48・3%減、経常利益は 43億7900万円で同68・4%減、四半期純利益は5億2000万円で同93・1%減となった。

 タイヤ事業では、売上高は1344億3000万円で同13・6%減、営業利益は97億3300 万円で同39・6%減となった。

 北米市場における市販用タイヤは、コロナ影響を受け、販売量、売上高とも前年を下回った。一方、経済活動再開後は回復基調にあり、第2四半期は販売量、売上高ともに前年並みとなった。

 欧州市場の市販用タイヤは、コロナ感染症が欧州全域で拡大し、販売量、売上高ともに前年度を大きく下回った。新車用タイヤは、コロナ感染拡大による完成車メーカーの生産調整の影響を受け、国内、海外ともに前年度を大きく下回った。

 国内市販用タイヤは、コロナ影響による需要減と前年度に値上げ前の駆け込み需要があり、販売量、売上高とも前年度を下回った。

 自動車用部品の売上高は161億2900万円で同29・5%減と前年同期を下回り、営業損失は18億500万円(前年同期は7億5600万円の損失)となった。コロナ感染拡大による完成車メーカーの生産調整の影響を受け、減収減益だった。

 20年12月期通期業績予想は、売上高が3300億円で前期比12・6%減、営業利益が300億円 で同22・0%減、経常利益が254億円で同30・7%減、当期純利益が140億円で同42・8%減を見込んでいる。

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