中国、交通事故の原因は韓国の低質タイヤのせい?

2011年09月12日

ゴムタイムス社

韓国中央日報によると、中国のある学者が韓国の錦湖(クムホ)タイヤのため交通事故が発生したと主張し、波紋が広がっている。 4日の中国新京報は、財政部財政科学研究所のジャカン所長が中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」に錦湖タイヤを非難する内容のコメントを載せた、と報じた。

 ジャカン所長は1日午後、家族と一緒に北京現代車「サンタフェ」SUV(スポーツタイプ多目的車)に乗って高速道路を走っていた。 この時、車が徐々に左に傾く感じがし、突然、左側の前後のタイヤがパンクした。 バランスを失った車は滑りながら高速道路のガードレールに衝突した。 この事故でジャカン所長と家族はろっ骨骨折や打撲などのけがを負った。

 ジャカン所長は「事故車を調べた結果、当時パンクしたタイヤは合成ゴムを大量に使用した錦湖タイヤの低質タイヤだった」とし「製品の品質のため人の命に問題が発生するということには本当に怒りを感じる」と伝えた。

 しかしこれを眺める外国系会社の視線は冷ややかだ。 中国側が問題のない外国系会社に難癖をつけて営業を妨害したケースは一、二度ではないからだ。

 錦湖タイヤは3月、中国CCTV放送で、品質が落ちる合成ゴムを使ってタイヤを製造しているとして摘発され、「低質タイヤ」と呼ばれたことがある。 しかし当時、錦湖タイヤに対して調査を行った中国政府は「いかなる問題もなく、世界的に共通した製造過程を踏んでいる」と釈明した。

 これに関し外国企業の関係者は「中国ではメディアが共産党などと密接な関係を持ち、とにかく強引に報道する」とし「このため問題がなくてもやむを得ずリコールなどの措置を取る場合が多いが、ほとんどターゲットは外国系会社」と話した。 実際、錦湖タイヤもCCTVに中国政府の調査内容などを取り上げて抗弁したが、相次ぐ報道に結局、謝罪声明を発表し、リコール措置を取ったりもした。

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