【ベルト特集】 バンドー化学 コンベヤベルトの海外向けが好調推移

2013年11月11日

ゴムタイムス社

顧客満足の向上で需要を拡大

 2013年度上半期の搬送ベルト部門の売上高によると、国内のゴムコンベヤベルトでは、主要需要先である鉄鋼向け、石炭火力発電所向けが堅調であったが、国内全体としては、ほぼ横ばいであった。海外向けは鉱物資源関連が堅調で、前年同期比を上回った。
 一方、樹脂コンベヤベルト部では、主要需要先の国内では食品市場向けはほぼ横ばいであったが、物流関連の需要は堅調に推移し、トータルで前年同期並を確保した。海外向けはアジア地域での拡販と加工拠点の強化により、前年同期比を上回った。
 同社製品の特長は「省エネ」「環境」「高機能」を重視している点。具体的には、石炭・鉱石・石灰石をはじめとする搬送ベルト「G―CARRY®」、乗り換え抵抗の低減で省エネ(省電力)を実現した「エコキャリー®」、密閉搬送ができ、搬送物の落下の防止や騒音に低減を実現した「パイプコンベヤベルト」、急傾斜運搬により設備占有面積の省スペース化が可能な点や傾斜角50~75°の実績が多く最大90°まで対応できる「フレクスベルコンベヤベルト」などがある。最近の傾向として「一般の平コンベヤベルトで行うと、周りの環境を汚すことになるため、密閉搬送の需要が増えている。また、弊社では急傾斜コンベヤベルトは一般のものから、超大型までラインナップが充実しており、さまざまなお客様のニーズに対応できる」(同社)。

 

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